潮岬は、本州最南端にあるんです。
台風のニュースなんかでよく名前が出てくるでしょ?
あまりうれしくないですけど…。^^;


で、その海はと言うと、とても複雑なんです。ハイ
灯台の南西沖辺りは、潮がメッチャクチャ速くて
江戸時代の千石船は、特に上方(大阪方面)へ行くのに
大変な苦労をしたそうな。
で、強い東の風が吹くのを待って上ったそうです。

 串本節に出てくる大島は、その東風を待つ港になっていて
風が吹かない間は、何日も足止めされたようです。
で、船乗りを相手に宿も沢山出来て、芸者や遊女も
いたようです。大変繁盛をしたんですね〜。
その遊女で有名なのが「お雪」さん。
  ♪大島水谷 かかりし船は
      お雪見たさに 潮がかり♪
(串本節より)
もちろん古い話だけれど、そのお雪さん目当ての船乗りが
引きも切らなかったそうです。

どうです?(^。^) 何となく当時の風情が見えてきたでしょ?
今は名残もないけど、時代は大きく変わって
串本大橋ができ、大島は離島じゃなくなった訳なんです。
おっと、大島の紹介じゃなくて潮岬でした。
話をもとに戻してっと…


 その潮岬灯台の下辺りは、複雑な岩礁地帯で
風化によって出来た洞窟がいくつかあります。
中でも言伝えられているのが「静が窟」(しずがいわや)。
どうやら、あの世への門らしいです。
その真上くらいに神社があって門番をしているそうな。

 余談ですけど、私が子供の頃、肝試しでその神社に
行ったことがあるんです…。(>_<)
神社の手前には、長い石階段。
その横に深緑色をした小さな池。
どうもその池が曲者らしく、赤ん坊を抱いた白い着物の女が
立っていたとか、赤ん坊の泣き声がするとか、
よく噂になっていたんですナ〜…。
私は見ませんでしたが、「今行け」と言われたら
もちろん断ります。ハハ^^;
興味のある人は、どうぞ行ってください。
潮岬灯台の横から行けばすぐにわかります。
幽霊が出るかどうか、保証はないですけどね〜。(^。^)


 潮岬で有名な場所といえば、灯台の近くにある「望楼の芝」。
その広大な芝生郡と太平洋を見下ろすように建っているのが
潮岬タワーです。
観光名所といえば、これくらいかな?…^^;

冬には、芝焼きがあってユラユラ広がっていく炎郡は
と〜ても幻想的で、恋人と行けばきっとロマンチックですよ。
お勧め!
とにかくノ〜ンビリしたところです。
温暖な場所柄が、そんな気風を作ったんでしょうナ〜。

 信号は、全部で2つ。
それも最近、串本大橋ができたのと同時に
設置されたものと、もう一つは子供の事故がきっかけで
やむなく作った物のみなんですよ。^^;
私が子供の頃は、信号なんてぜんぜんなく、父親から
「青はわたれ、赤は止れ」
なんて教えられたくらいです。ハハ、笑い話でしょ?(^。^)

 ざっと紹介してきましたけど、また何か思い出したり
面白い話があったらここで紹介していきますネ〜。
それでは、読んでくれてありがとう!
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(最南端の碑)

(潮岬灯台)

(串本大橋)

(神社の岬から見た真下の海)

(これが問題の池)

(望楼の芝↑と芝焼き↓)

(潮岬タワー)

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