カカリ釣りのポイントは? 


              二つに分けてポイントを紹介していきましょう。
           

 1)魚を釣るためのポイント

     このことは、最終的にはそれぞれ釣師の創意工夫によって違ってきます。
     センスとでも言えるかもしれません。
     そのセンスを引き出すためのヒントを挙げると次のようになるでしょうか。

     道具、仕掛けのチェック

           @ハリスはよれていないか
                  

             針を船の金具などに引っ掛けて糸を引っ張るとまっすぐになります。

           Aハリスに傷がないか
             傷を発見しだい、交換します。

           B針先は内側を向いているか
                  

             魚をヒットさせた時に針先が外を向いてしまうことがあります。
             クーラーの角などを利用して針とハリスを持ち、チモトを引っ掛けて
             引っ張ってやるとクルっと回ってハリスは内側を向きます。
             意外と気がつかないのでしっかりチェックしたいものです。
          
           Cドラッグは適当か
             最初に船頭さんに調整してもらい、その具合を確かめましょう。
             次からは自身で調整できます。

           Dエサはしっかり付いているか
                      

             エサの付け方は色々ありますが、どれでもいいようです。
             ただ、オキアミの場合、目がしっかりついているもの、
             型崩れしていないものが良いです。チモトまでしっかり刺しましょう。

     これらのことはあらゆる釣りに言えることですね。
     当たり前のことをさりげなく、しっかりチェックできる習慣を身につけたいものです。


     手返しを多くする

     「手返し」とは仕掛けを投入する頻度のことです。
     その日のAさんの仕掛け投入回数が50回、Bさんは80回と仮定します。
     どちらが魚のヒットする確立が高いでしょうか?
     そうですね。幼稚園児でも分かることですが、回数を多くすればするほど
     ヒットする確立は上がります。
     趣味でも本業でも「せっせと働け」。これがキーワードです。


 2)魚を掛けたときのポイント

            ・竿を持ち、対応する
             これはカカリ釣りの場合特に重要で、どんな小さな魚でも
             竿受けから竿を外し、しっかり対応してやりたいものです。
             この癖をつけることが大物を釣るポイントになります。

            ・言わずと知れた「ポンピング」
             魚の動きに合わせてリールを巻きます。
             この時、道糸のテンションを変えないことがポイントになりますが、
             これは基本的な釣技の一つです。沢山魚を釣って技を磨きましょう。

            ・船釣りは「合わせる」な!
             「合わせる」とは、魚がヒットしそうな時にやる技ですが主に
             磯釣りなどで見られます。従って磯釣り師に多く見られる傾向です。
             しかし船釣りの場合、ほとんど「向こう合わせ」にします。
             つまり、魚が竿を引き込むまで待っていれば良いわけです。
             「合わせ」てしまうとハリス切れを起こしやすく、大物であればあるほど
             その確立は高くなります。
             大きなアタリがあっても、慌てる必要はまったくありません。
             落ち着いて竿受けから竿を外し、ポンピングを繰り返しながら
             やり取りすればいいのです。
             とにかく落ち着いてやることが肝要になります。

             例外:「合わせる」のが必要な魚もあります。
                 エサトリの得意なハギ類などがそうです。

 
 

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