インナーロッド(中通し竿)の欠点 


      先ほど触れたロッドの件についてですが、インナーロッド(中通し)の
    欠点を見ていきましょう。
    沢山のお客さんの道具を見ている中で、もちろんインナーを使っている人がいます。
    ですが、よく折れるのです。魚をかけるかけないを問わずホントによく折れます。
    折れた竿はそのまま船に置いて(捨てて)いってしまうのですが、なぜ頻繁に折れるのか
    専門家ではないのでわかりません。でも、とにかくよく折れます。それが証拠に
    残していったインナーの残骸がこの船宿に沢山あります。

     欠点はそれだけではありません。
    釣行後の手入れを怠ると、すぐに目詰まりを起こして道糸が通りません。
    「中通し」ではなくなり竿としての機能が果たせなくなるのです。
    釣行前夜、「竿良し、リール良し、仕掛け良し」とチェックを入れても釣行地にて使えない
    ことに気がつき唖然とするのです。がっかりしている人を何人も見ました。
    それで仕方なく船宿の竿を借りるハメに・・・。
    手入れを励行すればいいのかもしれませんが、不精者にはまったく不向きなロッドです。
    それに中を通すためのガイド線を忘れてしまったりすると、もうお手上げ。
    ロッドによってガイド線もバラバラで、他人のガイド線が使えない場合もしばしば。
    欠点ばかり挙げましたが、他に取り得がないのでそう言うしかありません。
    メーカーの方が読まれたらさぞや気分が悪いことだと思われますが、全て事実です。

     インナーロッドのメリットは「絡み解消」だけのものです。
    ですから、先ほど触れた点に注意してやればガイドロッドでも充分にやれるという
    結論になるのです。
 
 

講座トップへ

トップへ
Copyright (C) Hidemaru. All Rights Reserved.
inserted by FC2 system